特集:食べられる野草 本当にたべられるの?

  皆さんの家の庭や、田んぼ、道ばたにどんどん勝手に生える野草!雑草!!身近にあるけれど普段はまったく気にもしませんよね。
  春の七草やたんぽぽ、つくしなど食べられる野草があることは皆さんご存知かと思いますが、ほんとうに食べられるのか。味のほうは一体どうなのだろうか。ちょっと気になってきました。

ほとんどの野草が食べられる!

 野には多種多様の野草が生えていますが、毒を持つものはほんの一部でほとんどの野草は食べても無害なようです。ただし、無害でも美味しくなければ「食べられる」とは言えません…
  それでは、実際に食べてみます。
  文献やインターネットを参考にして毒のある野草を除き、家の周りに生えている野草を食べてみることにしました。

その@ オニタビラコ

 オニタビラコに似た名で、春の七草のタビラコ(キク科)があり、「仏の座」と言われて食べることができます。ただし、同名で別種の「仏の座」(シソ科)が存在し、こちらは有毒ですので注意が必要です。


茎は苦かった!
  オニタビラコのトウを天ぷらにして食べてみました。先っぽの花芽の方は美味しかったのですが茎のほうは苦い!灰汁抜きをするか先っぽだけにした方がいいようです。

 

 

そのA ハルジオン

 4月の終わりにはもう、花が咲いている株もあります。北アメリカ原産の帰化植物で淡いピンクの小さな花がかわいいです。
  今回はまだ花が咲いていない蕾の部分を収穫して、これまた天ぷらにしてみました。


うまい!!ハルジオンの
天ぷら

  う、うまい!これはうまいですよ。灰汁もクセもなくてほんのり甘味があります。おススメです!うちの子供も「美味しい」と食べていました。一緒に料理したウドの天ぷらより売れました(!)
  いやあ、タイムリーヒットです。

 

そのB ヒメジョオン

 ハルジオンとそっくりの花を咲かせるので見分けが付き難いのですが、茎を折ってみるとハルジオンは空洞。こちらヒメジョオンはぎっしり身が詰まっています。


おススメできません…

  若芽を湯掻いて、塩昆布と和えてみました。天ぷらが美味だったハルジオンに似ているので期待して食べましたが残念…青臭いし、繊毛が硬いままで食感も良くありませんでした。収穫時も頭頂部にはアブラムシがぎっしり住み着いているものが多くあまりおススメできません。


そのC カラスノエンドウ

 この野草も色々な場所で目にします。うちの庭にも生えていました。夏に実る鞘も食べられるそうです。なるべく若い葉を選んでおひたしにしてみました。


あっさりとして食べや
すい野草です。

  美味しいです。ほうれん草のおひたしよりも食べやすいかもしれません。さらに小さく開きかけた薄紫の花が見た目にも良いです。醤油や塩昆布と和える。どちらも美味しいです。ぜひ一度お試し下さい。

そのD カタバミ

 シュウ酸が多く含まれていて、そのまま食べると「酸っぱくて半分くらいしか食べられない」ことから片喰(カタバミ)と名が付いたそうです。


見た目があまり良くありま
せんでした。

  実際に生で食べてみると本当に酸っぱいです。火を通せば酸味は飛ぶそうなので、炒め物にしました。ただ、火を通すと一瞬にして枯れたように茶色になってしまいますので、見た目はあまりよくありません。卵と合わせて炒めましたが一体なにが入っているのかわからないようになりました。
  味の方は、ほのかに残った酸味がするくらいで食べられないことはありませんでした。酸っぱいものが好きな人には良いかも知れません。

 

そのE ハコベ

 春の七草としても知られている野草です。見た目も瑞々しく美味しそうでしたので、水洗いしてそのままサラダで食べてみました。まさにサラダでした。青臭くなく、灰汁も無いので美味しく頂けました。


生でも食べやすい、ハコベ

 

そのF たんぽぽ

 食べられることは良く知られていますが、実際に食べたことがある人は少ないのでは?私もその1人でしたのでこの機会に味わってみることにしました。
  たんぽぽは根から花まで全部食べられるらしいのですが一番見栄えのする花を食べることにしました。採って時間が経つと花は萎んでしまうので、すぐ天ぷらにしました。


鮮やかな黄色が食欲を
そそります。

  ほくほくと柔らかい舌触りで、しかも甘い。美味しいです!花ですから見た目もよく、料理と付け合せの二役をこなせますね。利用価値ありです。

 まだまだ、たくさんの野草がありますし、季節が変われば野草の顔ぶれも変わります。失敗作もありましたが美味しい野草もあることがわかりました。これから、他の野草にもチャレンジして行きたいと思います。


≪注意!≫
身近でも毒のあるもの
  アジサイ・エンレイソウ・福寿草・チューリップなど、多くのユリ科の植物も有毒です。注意しましょう。
  また、農薬や除草剤がかかりそうな場所やペットの散歩道となりそうな場所での採取も避けた方がよいです。



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