
水稲
高品質みな穂米終盤戦
暑さに負けない水管理
出穂後の水管理のポイントは@「出穂後20日間の湛水管理」とA「収穫5〜7日前までの間断かん水」です。
高温、高日射時に水分不足状態では、乳白粒や着色粒が発生し整粒歩合は大きく低下します。また、出穂期から落水した場合、カドミウム濃度の上昇が著しくなります。稲体の活力維持とカドミウム吸収抑制の為、出穂後20日間は湛水管理を行い、田面を出さない程度に水管理をしましょう。
さらに、刈取り間際に高温に遭遇すると胴割粒が発生しやすくなりますので刈取り間際までは、ほ場に合わせた間断かん水することが必要です。
フェーン現象では、稲体の水分が短時間で奪われ活力が低下しますので、フェーン現象が予想される場合は、事前に入水しましょう。
※米中のカドミウムの基準値が現行の玄米中1.0 r /s未満から玄米及び精米中0.4r /s以下に改正され平成23年2月より施行されます。
| 食 品 | 基準値 |
| 米(玄米及び精米) | 0.4r/s以下 |
〈改正後の米のカドミウムの基準値〉
(平成23年2月28日施行)
適期刈取で胴割米を少なく
刈り遅れは立毛中の胴割れや穂発芽を発生させる危険があり、また玄米の光沢を悪くし、品質を低下させます。収穫に当たっては、機械の能力、労働力などを考え計画的な刈取を行いましょう。
刈取の目安
@籾全体の85〜90%が黄化した頃
Aコシヒカリの場合 出穂後40日頃
B高温時は籾黄化率80%から始める
均一な乾燥調製・異物混入防止
収穫した生籾はすみやかに乾燥機に入れ通風循環をしましょう。また玄米水分が17%以下になったらこまめに測定し、14.5〜15.0%に仕上げましょう。
乾燥の終わった籾は常温になってから一度水分測定をし、水分を確認してから籾摺りを行いましょう。籾の混入・小石・異物混入に注意しましょう。また、クサネムなどの雑草が目立つ圃場は抜き取りを徹底して下さい。