営農教室

 みな穂米の課題は 

@ケイ酸分や腐植含有量の不足による地力の低下

 砂質浅耕土地帯が管内全体の約7割を占めており、根の活力を高める土づくりが不可欠となっています。

A穂数不足による一穂籾数の過剰

 一穂籾数が過剰になると、特に高温登熟では養分不足の籾で、白未熟粒の発生が多くなります。

B穂揃期での葉色の低下

 全量基肥一発肥料の依存度が高いため、稲の生育に合わせた追肥がおろそかになっています。

1、気象変動に負けない土づくり

【ケイ酸質資材の施用と有機物の投入】

 生育基礎調査圃場の土壌診断では腐植およびケイ酸分が不足している圃場が多く見つかっています。これは地力が低下している事を示します。
水稲の健全な育成に地力は重要な役割を果たします。地力の向上に土づくりは不可欠です。管内圃場の地力向上にはケイ酸質資材や有機物資材の施用が重要となります。
特にケイ酸質資材は根の酸化力を高め、根腐れや倒伏の防止、病害虫に対する抵抗力を高めます。また、受光態勢が良好となり、品質・収量の向上につながります。
堆肥や鶏フンなどの有機質資材の施用は土壌中の腐植が増加し、土壌の養分保持力を向上させます。保水性や通気性も良好になります。
春施用の場合、発酵鶏フンを10a当り75s施用して下さい。また作土深を15p 以上確保するため、耕起時のトラクターの速度を落とし深耕することで、ヒコバエや雑草の対策にもなります。

2、70株植えの実施

 昨年は田植え直後に気温が低く推移し、植え傷みが散見されました。葉色が淡めに推移し、初期分げつの発生が少なく、茎数の増加が緩慢になりました。
穂数が少なかったことに加え、幼穂形成期頃の葉色が高めに推移したため一穂籾数が過剰となりました。そのため籾ひとつひとつに養分が行き渡らず白未熟粒が発生したと考えられます。
今年度は初期茎数の確保と一穂籾数の適正化のために一坪あたり70株植の推進を行います。そのため苗は10a当たり22〜23枚程度準備しましょう。

3、登熟期の活力維持

 5月10日以降の田植えを行い、一ヶ月後をめどに中干しを行いましょう。(中干しの前には溝切りを行いましょう。)
高温登熟に負けない稲体を維持するため、出穂の7日前頃に葉色診断を行い、必要に応じて追加穂肥を施用し、穂揃期の葉色を高めてください。
水管理は出穂後20日間の湛水管理を徹底し、白未熟粒の発生防止とカドミウムの吸収抑制を行い、刈取りの5〜7日前まで間断かん水を励行し胴割粒の発生を防止してください。

4、病害虫の対策・防除

 畦畔・雑草地などの草刈を徹底し害虫の生息密度を減らしましょう。また麦跡や地力作物のすき込みを遅れずに行ってください。
今年度も病害虫の発生が多いと予想されるため2回の基本防除を行います。
使用する農薬は
穂はらみ期
バリダジョーカー粉剤DL
4s/10a 穂揃期
ラブサイドキラップ粉剤DL
4s/10a

 

※発酵鶏フン、堆肥散布に助成金

 発酵鶏フンおよび堆肥を圃場へ散布した場合、次に掲げる基準量をクリアしていれば10a あたり600円の助成金(JAから300円、町から300円)の対象になります。

鶏フン単価(消費税込)
200kg(粒)
フレコン 4,280円
15kg(粉)袋 275円
15kg(粒)袋 325円

堆肥のご利用は各営農センターおよび各支店へお申込みください。

▲このページのトップへ

Copyright © 2013 JA Minaho.All Rights Reserved.