営農教室

 本年産コシヒカリは、出穂期から刈り取り時期までの記録的猛暑による高温少雨などの影響で、品質が大きく低下しました。来年に向け、秋から土壌改良資材の散布と秋耕による土づくりを徹底し、気象変動に負けない高品質なみな穂米生産を目指しましょう。

◎有機物をすき込んで腐植分を高める

・土づくりで最も重要なことは土壌中の腐植含有量を高めることです。籾殻、稲わらの有機物のすき込みに加え、堆肥・発酵鶏フンなどを施用することにより次の土壌効果があります。@養分の保持力を高めて供給量を増やす。A透水性・保水性・通気性が良くなり、根張りと緩衝力が向上する。B微生物の活動が活発になり、地力が高まる。

◎珪酸質資材は毎年継続的に施用することが重要

 珪酸石灰などの土壌改良資材の施用により、葉や根を丈夫にし、病気や倒伏に強い稲を作ります。植物が生育しやすい土壌pH6〜6・5を維持するには、毎年アルカリ分を補給して土壌の酸度を矯正することが必要です。また水稲のカドミウム吸収抑制対策としての効果もあります。

◎秋耕(深耕)の実施

・秋耕と春耕で年に2回の耕耘で、作土深15 p 以上を目指しましょう。作土層が浅いと、根圏域が狭く根が十分に伸長しないため、気温や水分変化の影響を受けやすくなり、生育後半は秋落ちしやすくなります。
・秋耕は稲株で越冬するニカメイチュウの幼虫駆除に高い効果があります。ニカメイチュウは、年々減少傾向にありますので地域全体で秋耕に取り組み、更に生息密度を低下させましょう。
・ヒエなどの雑草が多かった圃場では、石灰窒素(20s/10a 以内)を施用すると効果的です。周辺の麦や野菜にかからないよう注意して散布しましょう。

しっかり秋耕して根圏域確保とニカメイチュウ撃退!

 

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