田植後の早期分げつ確保が品質向上に結びつきます。時期に合わせたきめ細かい水管理が重要なポイントになります。

【活着期】 やや深めに湛水

 活着期はやや深めの水管理で田植後の植傷みを防ぎ、湛水による保温効果を高めます。
ただし、急激にかん水すると、浅植えされたものを浮苗にする恐れがあるので、ゆるやかにかん水するとともに苗が水没しないように注意します。また温かい日中は浅水にして地温を高め、発根を促します。
ただし低温時の浅水や落水はかえって地温を低くするので避けましょう。 

【分げつ期】 浅水管理で分げつ促進

 浅水管理により水温、地温の上昇に努め、初期生育の促進を図ります。また、昼夜の水温較差が大きいと分げつの発生が促進されるので、有効茎数の早期確保のためには、昼間止水、朝夕かんがいを重点に進めます。なお、生わらが多量に鋤込まれたほ場や透水性の少ないほ場では、気温の上昇に伴って急激に還元化が進み、稲の根の生育を阻害する有害成分が発生します。有害成分を除去するため軽い田干しや水の入れ換えを随時行いましょう。溝切りは六月上旬までに遅れないように実施し、かん排水の迅速化を進め、質の良い分げつ確保や根の伸長促進に努めましょう。

【中干し】  ほ場に合った中干しを

 中干しは、田植後一ヶ月頃を目安に実施し、土壌の還元化による硫化水素や有機酸の発生を抑えます。
中干しの期間、程度は土壌条件、生育状況や天候などによって異なります。
一般に、三〜五日間隔で田面に小さな亀裂が入る程度を目安とします。茎数が多く乾きにくいほ場ではやや強めに、茎数が少なく乾きやすいほ場では一度に干し上げないよう注意しましょう。

【除草剤】  落水・かけ流し厳禁


しっかり止めて除草効果を高めましょう

 田植後の雑草の発生が早くなっていることから、除草剤の散布は遅れず行いましょう。除草剤の効果を高めるため、散布前にたっぷり入水し、散布後七日間は落水やかけ流しをしないように注意して下さい。極端な漏水田は尻水戸を止めたまま少しずつ差し水をして除草効果のムラを防ぎます。

 

▲このページのトップへ

Copyright © 2014 JA Minaho.All Rights Reserved.