【土づくり】

『土づくり』は水稲栽培にとって重要な要素のひとつであり、高品質で美味しく安心・安全な米をつくるためには欠かす事の出来ない作業です。
水稲は養分の大半を土壌から吸収します。土壌が作物を育てる力を地力と言い、その地力を上げるために土づくりを行います。水稲栽培での土づくりはケイ酸質肥料や有機質肥料を施用することがポイントとなります。

・ケイ酸質肥料の施用

 ケイ酸質肥料を施用すると根の力が高まり、根腐れを起こしにくくなります。茎葉も強くなり倒伏しにくい稲体をつくります。いもち病の他、さまざまな病害虫に対しても抵抗力を増し、品質の低下を抑えます。フェーン時における水分蒸散を抑制することもでき、耐乾性が増します。
ただし、ケイ酸質肥料の施用を中断すると、土壌中の有効ケイ酸含量は急激に低下し、2~3年で施用前と変わらないレベルとなるため、継続して施用することが大切です。

・有機質資材の施用

 堆肥やケイフンなど有機質資材を施用する事で土壌中の腐植含量が増加します。そのことによって次の効果が得られます。

【化学性の改善】
土壌の化学性を改善し、保肥力を高める。稲体への供給量が増加。

【物理性の改善】
土壌の物理性を改善し、透水性・保水性・通気性を改善する。根張りと緩衝力が向上。

【生物性の改善】
土壌の生物性を改善し、微生物や小動物の生息数が増え、地力が高まる。

・作土層の確保

 作土層を広げるため、耕起時にトラクターの走行速度を落とし深耕(15センチ以上)に努めましょう。
作土層が浅いと根が十分に伸長しないため気温や水分変化の影響を受けやすくなります。また、肥料濃度が高まり収量・品質が低下しやすくなります。

【育苗】

・ばか苗対策

 昨年、ばか苗病の発生が多く見られたため、今年の種子は温湯消毒ではなく、ばか苗病の防除効果が高い薬剤粉衣処理をした種子をお渡しします。
浸種始めから4日間は水の入れ換えをせず、その後は1日おきに水の入れ換えを行ってください。なお、浸種時において薬剤の着色料が溶け出し、水が青色に少し変色します。排水にあたっては、直接河川へ流さないようご留意願います。

・老化苗の防止

 5月10日以降を中心とした田植えを行うために、4月20日以降の播種を徹底しましょう。育苗日数の目安を播種から20 日以内とし老化苗にならないようにしましょう。

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