○育苗計画

コシヒカリは5月10日以降の田植えに合わせ、育苗日数が長くなり過ぎないよう、播種時期を決めましょう。
育苗日数が長く葉齢の進んだ、いわゆる老化苗を移植すると、初期分げつの発生が少なくなるだけでなく、出穂期が早くなる傾向がみられます。

○浸 種

消毒剤処理済種子は、浸種により籾表面の薬剤が溶け出し、防除効果が得られます。浸種水温が低いと効果が劣ることから、水温は10~15℃を確保しましょう。浸種開始の2~3日は殺菌効果を高めるため、水の入れ替えは行わないで下さい。発芽率の向上と、芽の不揃いを防ぐため、特に浸種を開始した初日には水温管理に注意しましょう。

○催芽・播種

催芽はハト胸程度(芽長2㎜)を基準とします。なお催芽温度が低いと「ばか苗病」が発生しやすいので、催芽温度30℃を守りましょう。
種籾を均一にまくために、種籾を触っても手に付かなくなるまで乾かし、乾燥籾120グラム/箱の薄まきを徹底しましょう。

○ハウス管理

ハウスに搬出した時は、覆土が落ち着くまでしっかりかん水し、葉ヤケを防ぎます。低温(5℃以下)に遭遇する場合は搬出を見送るか、搬出しても、かん水せずラブシート等で被覆し、保温に努めましょう。
緑化期以降のかん水は、1日1回、早朝に行いましょう。かん水が多過ぎると根の伸びが悪くなるとともにカビ等が発生し、苗の生育を阻害するので注意しましょう。
晴天時は気温が低くてもハウス内温度はかなり高くなります。天気予報で「晴れ」なら朝から換気しましょう。
田植えの1週間前からは夜間もハウスを開けて苗の硬化に努めましょう。

 ばか苗病の苗を見つけたら、すぐに苗箱ごと廃棄して下さい。

コシは5月10日以降の田植え
70株/坪植えで初期茎数の確保

○苗箱施薬

 昨年同様、病害虫防除に効果の高い「ルーチントレス箱粒剤」を使用します。
◎散布量 
50グラム/箱 (1キログラムで20箱)◎田植3日前~当日に散布してかん水する。
【対象病害虫】
・ドロオイムシ、ウンカ類、ニカメイチュウ、いもち病
※除草剤と間違わないように注意して下さい。

○田 植

 「コシヒカリ」は、田植え時期の早いほ場ほど白未熟粒の発生が多く見られます。高温登熟を回避するために、コシヒカリは5月10日以降の田植えに取り組みましょう。
また、穂数を確保して1穂当たりの籾数を抑え、品質向上と収量確保を図りましょう。

 田植直後は深水管理で保温効果を高め、植え傷みを防ぎます。活着後は、浅水管理で、水温、地温の上昇に努め、初期成育を確保しましょう。

○除草剤

 除草効果を高めるために散布後5日間は湛水状態を保ちましょう。

直播栽培のポイント

  土中直播(カルパーコーティング) 表面直播(鉄コーティング)
播種作業 播種量2.8~3.0キログラム/10アール
○落水が早すぎると田面が固くなるので注意
(種子が十分に覆土されるやわらかさに)
播種量3.5~4.0キログラム/10アール
○圃場がやわらかいと種子が土中に入り発芽率が悪くなるので、水の量などで調整する
○代かきはカルパーコーティングより固め
基肥 LPSS直播コシヒカリ30~32キログラム LPSS直播コシヒカリ30キログラム
水管理 ○播種後、圃場全体に短い亀裂が入るまで5~7日程度田干しを行い、出芽を促進
○出芽期以降は浅水管理
○播種後、速やかに入水し、7日程度湛水管理を行って出芽を促進する
○出芽期以降は飽水管理。芽干し後、浅水管理
除草剤 ○播種5~7日後入水し、入水の1~2日後、キッ クバイ1キロ粒剤を散布
○イネが1.0~1.5葉期頃にダブルスターSB1キロ粒剤またはビクトリーZ1キロ粒剤を散布
○播種と同時にサンバード1キロ粒剤を散布
○イネ1.5~2.0葉期頃にダブルスターSB1キロ
粒剤を散布


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