平成27年産米コシヒカリは、昨年に引き続き1等米比率が約98%と高水準を確保することが出来ました。しかし、一部においてカメムシによる斑点米の被害による等級格下げがありました。
 平成28年産米に向けて、斑点米の発生防止策に取り組みましょう。

1.斑点米発生状況

本年は5月~8月上旬の高温・少雨によりカメムシの発生が多くなり、早生品種を中心に斑点米が多発し、品質低下の大きな要因となりました。
早生品種に被害が多発した要因として、7月上旬の低温から同月下旬~8月上旬の高温・高日射と、気候が急変動したことによって割れ籾(もみ殻より玄米の肥大が進み籾が割れる)が多発し、カメムシが吸汁しやすい環境となったことが挙げられます。
主力のコシヒカリにおいても、出穂期の早い圃場で斑点米が多く見られました。被害の多かった圃場は転作隣接田(特に大麦跡)や用排水堤周辺の圃場に集中していました。

2.斑点米発生防止策

 今年度斑点米の発生が多かった水田は、次の点に注意し、斑点米の発生を防ぎましょう。

(1)「春期」の対策

まず、春先のふ化幼虫の餌となるイネ科雑草の発生を抑えます。そのために春期の雑草生育期(4月下旬頃までに)に、水田畦畔にバスタ液剤等の茎葉処理除草剤を散布する。

(2)カメムシが発生・繁殖しにくい環境づくり


地域ぐるみの除草活動を

・畦畔等の雑草地は、春先から草の抑制を図るとともに、多面的活動を活用し集落ぐるみで草刈りを行う。
・転作田(特に大麦跡の不作付地)は雑草が繁茂しないよう管理する。
・本田の雑草(特にノビエ、ホタルイ)の除草を徹底する。

(3)適正な防除の徹底

次年度はカメムシ防除に重点をおいた防除体系に見直します。早生品種の「てんたかく」においては、次年度から穂揃期と傾穂期の2回の基本防除に併せて出穂直前の防除を行います。コシヒカリ等においては、発生状況を見ながら追加防除の検討をしていきます。


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