①秋耕の効果

秋耕することで稲わらを腐熟させる期間を確保します。腐熟不足の稲わらを春耕ですき込むとワキ(メタンガス=根の生育を阻害する)の発生が増加し、苗の初期茎数が抑制されてしまいます。

②秋耕の実践

稲わらの腐熟には高い地温と適度な水分が必要です。秋耕は10月中に行うようにしましょう。浅耕の方が腐熟は促進されます。
春耕は深耕して作土深の確保(18㎝目安)をしましょう。ただし一度に深耕すると耕盤の不良土壌が混入し地力の低下を招きますので毎年少しずつ掘り下げるようにしましょう。

③ケイ酸質資材の施用

水稲はチッソの10倍以上のケイ酸を吸収すると言われるほどケイ酸を多量に必要とする作物です。ケイ酸質資材の施用を中断すると有効態ケイ酸(ケイ酸の指標=水稲栽培では非常に重要となる)が急激に減少しますので毎年確実に施用しましょう。

土づくり資材の施用基準(10aあたり)

資材名 施用量(㎏) 特性
ケイ酸石灰

苦土重焼燐
160

20
ケイ酸成分が葉や茎を丈夫にし、倒伏やいもち病に強 くなります。

効率的に作物に吸収されるリン酸を含んでいます。
シリカロマン 120 溶出に優れたケイ酸分が配合され、倒伏やいもち病に強くなります。
こめこめ大地 120 天然海藻入りゼオライトを配合しており、保肥力を高めます。
アサヒニューテツ 160 土壌に鉄分を補給することで還元化による障害を軽減し、根の機能を高めます。
ケイ酸の効果

・酸性土壌が矯正されることで土壌微生物の活動が活発になり、有機物の分解が促進されます。
・稲の根、茎、葉が丈夫になり、倒伏、冷害、高温に強い稲体が形成されます。
・根の酸化力が高まり根腐れを減少させ秋落ちを防ぎます。
・割れ籾が減少し、カメムシの被害が軽減されます。
・いもち病などへの耐病性が強化されます。

④有機物の施用

腐植(土壌に含まれる有機物)の豊富な圃場は土壌の物理性、化学性、生物性が良好になります。逆に腐植の乏しい圃場は地力、保肥力が低下し、秋落ちしやすくなります。また土壌が固く締まり、砕土しにくい土壌になります。
腐植が不足しているからといって、有機物を多量に施用すると窒素分などの養分が過剰になってしまいます。毎年、少しずつ施用することが大切です。

有機資材 秋の施用量 来春の施用量
鶏ふん 150kg 75kg
牛ふん堆肥 2000kg 1000kg

 

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