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健康福祉だより おたっしゃ百科

●知って備える「認知症」 介護離職をしたが限界を感じている

公益社団法人 認知症の人と家族の会

認知症の方/女性、78歳、要介護5
介護者/娘50歳、同居
相談者/娘

【事例】
 母は脳出血で倒れ、救急病院に入院して2ヵ月後に退院しましたが、体が不自由になりました。認知症状も出て歩けなくなったため、私は介護のために仕事を辞めました。
 住まいはエレベーターのない古い建物の5階です。ケアマネージャーさんは「大変だから下の階へ転居する手配をしましょう」と言ってくれましたが、1年半以上たったのに連絡がありません。週に4回、デイサービスを利用していますが、その都度、男性のヘルパーさんにお願いして下へ連れて行ってもらいます。
 最近は、母の認知症状が進み、常にご飯を欲しがります。私のことを「ねーちゃん」と呼び「ねーちゃん、ご飯」という声を聞くと、私は顔面がけいれんしてとても平常心ではいられなくなります。それでも私は母を在宅で見るつもりでいますが、限界を感じています。
 引っ越しをするにも費用がかかりますし、経済的にもまた働きたいと思いますが、どうにもなりません。私は一人っ子で、親類も遠方に高齢の伯父がいるだけで頼れません。八方ふさがりのこの状況に、夕方になると精神状態がおかしくなります。
【対応】
 あなたが今倒れてしまったらお母さまが一番困ります。そのためにも遠慮せず、地域包括支援センターに再度相談しましょう。ケアマネージャーは、いったん依頼しても、うまくいかない場合は別の人に代えることも可能です。もっとあなた自身を大切にし、仕事に就くことも年頭に置きながら、施設入所も含めてお母さまが穏やかに暮らせるようにいろいろな角度から検討されることをお勧めします。

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