黒豆茶はこうして生まれた!

 JAみな穂では農業者の所得向上を目指し、平成20年から水稲以外の新たな生産品目づくり(プラスワン事業)の一環で極小黒大豆「黒千石」の生産を推進してきました。そして、「黒千石」の安定的な需要を確保するため、平成22年に「黒千石」を焙煎したペットボトル飲料「黒豆茶」を商品化しました。
平成23年からは、ご家庭で煮出して飲めるティーバッグタイプを商品化し、平成27年にはJAみな穂のオンラインショップで取扱いを開始するなど、お客さまのニーズにお応えしながら地域ブランドとしての定着を図ってきました。
今年でデビューから10年目を迎え、県内だけでなく全国各地の方々から親しまれる人気商品となっています。

「黒千石」の特徴


栄養バランスの整った食材とされています!

 「黒千石」の原種は北海道で栽培されていた極小粒の大豆で、皮をむいた子実は緑色をしています。昭和45年以降、栽培が途絶えていたことや栽培管理が難しく生産量が少ないことなどから「幻の黒千石」と呼ばれていました。
「黒千石」はポリフェノールの一種「大豆イソフラボン」や「アントシアニン」を多く含んでいるとされており、健康食材として注目を集めています。

「黒豆茶」愛飲者の声


入善町在住Nさん

 「黒豆茶」が販売開始された頃から愛飲しています。黒大豆の香ばしさやコクがあり、私のお気に入りです。苦味がないのでとても飲みやすく、私のように緑茶が苦手な人にもおすすめです。
原料の「黒千石」は健康にも良さそうなので、お昼ごはんの時にはいつもマグカップ2杯分飲んでいます。
これからも愛飲しながら、知人への贈答品としても活用していきたいです。

 

生産者の声

 10年以上前に「黒千石」を導入し、現在は約3ヘクタールで栽培しています。
栽培には耕起・中耕・培土を行わない「不耕起狭畦栽培技術」を導入しています。株間が通常より狭く、葉が圃場を遮光するので、雑草抑制にもつながっています。
黒豆茶は弊社産の「黒千石」も使っているということもあり、いつもパレット単位で購入して仕事中の水分補給や農業体験などのイベントで活用しています。香りが良くおいしいので、みなさんもぜひ一度試されてみてはいかがでしょうか。
朝日町の(有)サンライス青木 青木靖浩会長

 私自身も黒豆茶の香ばしさが好きで愛飲しています。
「黒千石」は実を付ける位置が他の大豆よりも低く収穫ロスが生じやすいので、コンバインの刈刃のピッチを工夫して収量の確保に努めています。
また、主茎長が短いので、雑草対策を徹底しないとすぐに埋もれてしまうなど栽培管理の難しい品種ですが、家族で連携し、高品質な大豆の生産を心掛けています。
手間ひまをかけて生産した「黒千石」を使った黒豆茶をぜひ一度味わってみてください。
入善町の(有)北斗農産 永山 裕代表

 

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