育苗計画

 育苗日数が長く葉齢の進んだ老化苗を移植すると、初期の強勢な分げつの発生が少なくなるとともに、早期出穂により心白粒が発生しやすくなります。5月10日~15日中心の田植えに合せ、徒長苗にならないように注意しましょう。


育苗日数(播種から田植え日まで)の目安は20日間とし、発根力の強い苗を植えましょう。

播種

ガッチリ苗に仕上げるため、播種量は120g/箱(4kgネットで約33箱)にしましょう。
厚まきは軟弱徒長な苗になりやすいので、注意しましょう。

ハウス管理

かん水
苗のかん水は床土の乾き具合に応じて的確に行い、水不足による葉ヤケ、水のやりすぎによる根の伸長の悪化、カビ等の発生による生育阻害を防ぎましょう。

ハウス内の換気
晴天日は気温が低くてもハウス内の温度がかなり高くなるので、早めに換気しましょう。緑化中でも換気し、ハウス内の温度を30℃以下に保ちましょう。硬化期初期は徒長苗を防ぐために十分換気し、田植え1週間前からは昼夜ともに換気して外気に慣らしておきましょう。

苗箱施薬

 播種と同時、または田植え3日前~田植え日に1箱あたり50g散布しましょう。ルーチントレス箱剤はいもち病、イネドロオイムシ、ニカメイチュウに効果のある農薬です。
 エバーゴルワイド箱剤は、ルーチントレスに紋枯病の有効成分が追加されたものです。昨年は紋枯病の発生が多かったので、今年は早生・晩生の品種に同箱施薬を施用するのがおすすめです。

薬剤名 ルーチントレス
効果 いもち病、イネドロオイムシニカメイチュウ等
使い方 田植え3日前~当日までに苗箱1箱につき50g散布
薬剤名 エバーゴルワイド
効果 ルーチントレスに紋枯病の有効成分を加えたもの
使い方 ルーチントレスと同様
PAGE TOP

メニュー