いよいよ水稲の登熟期を迎えました。高品質な「みな穂米」生産に向け、総仕上げとなる大切な時期です。
キメの細かい水管理で被害粒の発生を防ぎ、実りある秋を迎えましょう。

出穂後の水管理


水のこまめな入れ替えを!

水のこまめな入れ替え

 出穂から20日間は水を切らさない「湛水管理」が基本になります。ただし、この時期は晴天・高温の日が続き、水温が上がり過ぎる場合が多いので、水のこまめな入れ替えを心掛けましょう。
※水は共有の資源なので、かけ流しは絶対にやめましょう。

刈取り前の最終仕上げ


胴割れを防ぎましょう!

 出穂から20日を過ぎた頃から収穫5~7日前までは「湛水管理」から「間断かん水」に切り替えましょう。落水が早すぎると、胴割れのリスクが高くなります。
※フェーン現象などで異常高温が予想される場合は、必ず事前に湛水を行い、稲体の活力低下を防止しましょう。

 

適期刈取りの徹底を


今年もおいしいお米を収穫しましょう!

 籾全体の85~90%が黄化した頃が刈取りの適期です。ただし、9月に入っても高温が続くようであれば、胴割米の発生を抑えるために籾黄化率80%程度の頃から刈取りを始めましょう。
 胴割粒は食味に大きく影響を及ぼすことや、搗精(とうせい)歩合が悪いことなどから、実需者から最も嫌われる被害粒のひとつです。適期刈取りに向け、早めの準備を心掛けましょう。

 

無くそう、減らそう、農作業事故!!

 収穫期は労働時間が長くなり、農作業事故が起きやすくなります。こまめに休憩をとりながら適度な水分と塩分の補給を行い、熱中症、疲労による注意力低下などを防ぎましょう。
 また、グループで作業する場合は作業指揮官を決め、朝礼やミーティングで注意事項を全員に周知するなど安全確保に努め、農作業事故ゼロを目指しましょう。

 

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