「もものすけ」は甘みが強い多汁性のジューシーな赤カブで、手で簡単に皮をむことができます。肉質がやわらかく生のままでおいしくいただけるので、サラダなどの料理におすすめの品種です。

①土づくり

 保水性・排水性に優れた土壌に仕上げるため、播種の2週間以上前までに苦土石灰と腐熟した堆肥などを全面に散布して耕しましょう。1週間前には化成肥料を散布して耕しましょう。

②畝立て、播種


※栽培したい大きさに合わせて条間を変えましょう。
○小カブ:条間15cm、4条まき
○中カブ:条間20〜25cm、3条まき
○大カブ:条間40〜50cm、2条まき

 畝幅75cm、高さ20cm程度の畝を立てましょう。(水はけが悪い圃場ではより高い畝を立てましょう。)まき溝を作り、1cm間隔を目安にタネをスジまきしましょう。播種後は5mm程度覆土し、たっぷりかん水しましょう。

③間引き

 播種後3、4日で発芽します。残す株の根を傷めないように注意しながら葉が重ならない程度に間引きましょう。
○1回目の間引き(本葉1、2枚の頃)
 小カブ2、3cm 中カブ3〜5cm
 大カブ5〜10cm間隔
○2回目の間引き(本葉2、3枚の頃)
 小カブ4〜6cm 中カブ6〜10cm
 大カブ15〜20cm間隔
○3回目の間引き(本葉5、6枚の頃)
 小カブ約10cm 中カブ15〜20cm
 大カブ30〜40cm間隔

④追肥

 小カブの場合は元肥のみで栽培できます。中・大カブは、2回目と3回目の間引きをした後に追肥し、除草を兼ねて軽く中耕・土寄せを行いましょう。

⑤収穫

 小カブは播種後40〜50日、中カブは50〜60日、大カブは60〜90日で収穫できます。大きさの目安は小カブで直径4、5cm、中カブで直径8〜10cm、大カブで直径20〜30cmです。ただし、収穫が遅れると、根にひび割れ等が発生することがあるので、早めに収穫しましょう。早どりしてもおいしく食べることができます。
※近年、全国の直売所やスーパーなどでは紅白カブのセット販売が人気を集めています。

 

 アブラムシ、コナガ、ヨトウムシ、カブラバチなどが発生した場合、捕まえるか殺虫剤を散布しましょう。また、ベと病が発生した場合は殺菌剤を散布し、根こぶ病が発生した場合は直ちに株を抜き取って圃場外へ廃棄しましょう。
※根こぶ病の発生を防ぐため、連作は避けましょう。

PAGE TOP

メニュー