県内の1等米比率は、うるち玄米全体が87％であり、コシヒカリが83.9％（9月末時点）となりました。
　JAみな穂管内のコシヒカリの1等米比率は69.8％（11月末時点）となりました。
　県内の1等米比率と異なり、管内では品種によって品質に差が出た年でありました。

育苗期

育苗期は、近年に比べて月平均の気温は高く推移しましたが、低気圧や気圧の谷の影響で雨や雲りの日が多く日照時間が少ない期間が続きました。ハウス内の換気の徹底と適正なかん水を図り、徒長した苗や一部病気が発生した苗もありましたが、概ね順調に生育をしました。

田植え期

田植え始期は4月29日であり近年で最も早く、盛期は5月11日、終期は5月27日となっており、田植え期間は長期化となりました。平均気温は平年に比べ低く推移しましたが、全天日射量が多く、苗の活着がよく初期成育も確保されました。

分げつ期

6月は強風や低温の日があったものの、日照時間は平年並みであり、中干しは田植え後、4週間頃からの開始を呼びかけ、適期に開始されました。田植えの長期化により、中干し実施率はH24年～R6年に比べ低くなりました。

幼穂形成期〜穂揃期

7月は気温が近年よりも高く推移し、降雨が少ない日が続き、茎数が少ない地点の割合が多く、葉色はR6年に比べ淡い地点がかなり多くなりました。出穂後も多照で気温の高い日が続き、7月中旬以降は降雨がほとんどなく、渇水がみられた地域もありました。出穂7日前の葉色が淡く推移したため、R7年度の追加穂肥の施用率は28%となりました。

登熟期〜収穫作業

登熟期の気温は近年より高く推移したことから、胴割米の発生は成熟期から確認されました。
籾黄化率80％、出穂後積算温度が950℃からの計画的な刈取り開始を呼びかけた中、収穫始期は近年に比べ3日早い出穂後34日となりました。

品　質

近年は、出穂期以降も気温が高い日が続き、降雨も少なかったことから心白粒の発生を中心に背白粒や基白粒の発生が多く見られました。収穫期間の長期化と9月以降も気温の高い日が続いたため、胴割米の発生もみられました。また、くさび米の発生も多く散見されました。

　

令和8年産「富富富」生産者募集中！！

　令和8年産「富富富」の生産者を募集しております。作付には一定の要件と生産者登録が必要となりますのでご希望の方は各地区指導員とご相談のうえ、申請書の提出をお願いいたします。
　近年の気候条件は地球温暖化の影響をうけて、徐々に気温が高くなってきています。過去に見ない高温年となりその影響をうけて、全国各地で「コシヒカリ」の1等米比率が低下しました。
　その中で令和7年の「富富富」1等米比率は、99.5％と非常に高く、高温に強い品種となっています。
　また、草丈も短く、倒伏にも強いため台風等の悪天候の影響も受けづらいです。

　※申請結果は令和8年2月下旬頃のお知らせとなる見込みです。

締切間近！ご希望の方はお早めに申請ください。

締切：12月22日（月）

第20回JAみな穂組合長杯
年金受給者友の会親睦ウォークベースボール大会

　年金受給者友の会は11月20日、入善町総合体育館で「第20回JAみな穂組合長杯 年金受給者友の会親睦ウォークベースボール大会」を開催しました。今年は入善町の各地区から18チームが参加し、木根Bチームが優勝しました。優勝した木根Bチームの皆さんは「毎週水曜日に働く婦人の家で仲良く、楽しく、健康に！をモットーに練習に励んでいます。練習の成果が出て嬉しい」と笑顔で話されました。

 

各地区年金受給者友の会が親睦旅行等楽しむ

チューリップ球根の植込作業

チューリップ球根の植込作業をする生徒ら

　農業科2年生27人は11月13日、「にゅうぜんフラワーロード2026協働事業」としてチューリップの球根の植え付けを富山東部球根プラント組合で行いました。生徒らは、生産者から指導を受けながら、フラワーロード会場の装飾・販売用のコンテナ100個にチューリップの球根を植え付けました。作業を行った米田琉亜さんと水島心優さんは「事業に携わることができて嬉しい。球根の向きや色を揃えたりして楽しく作業ができた。」と話しました。

「豆なみそ」ご注文受付中！！

　入善町の女性加工グループ「豆な海」が手掛ける自慢のみそ。
地元のコシヒカリで作った麹と大豆を手作業で混ぜ込み作られている「豆なみそ」は、添加物を一切使用していません。

海洋深層水を加えることでよりまろやかな味わいに仕上げています。
ご注文をご希望の方は、各支店経済課までご連絡ください。
仕込みみそ（10kg）：5,000円（税込）　2月頃配達
※昼夜の温度差の少ない冷暗所で保管し、7月上旬よりお召し上がりいただけます。

中央支店経済課　　☎72ー5379
西部支店経済課　　☎72ー1162
南部支店経済課　　☎78ー1167
あさひ支店経済課　☎83ー3212

みな穂トピックス

桃李小学校へＪＡ職員が出前授業

　ＪＡみな穂は11月12日、今年度の新たな事業の取り組みである出前授業を桃李小学校で行いました。ＪＡ職員は5年生23人に営農と金融について時間を分けて各担当職員が先生となり説明しました。営農の授業では「地域の農業を支える営農指導」をテーマにモニターを使いながら進められ、金融の授業では「おいしい野菜のひみつと金融機関」をテーマにクイズ形式でそれぞれの担当職員が児童に対してわかりやすく丁寧に説明しました。

 

黒東小学校でふれあい給食

　入善町の黒東小学校は11月19日、ＪＡの尾山浩二専務、入善町農業公社の横山国昭事務局長、農事組合法人せせらぎ営農組合の松原克己代表、有限会社米山農産の米山義隆代表、入善町教育委員会の小川晋教育長を招き、「地場産ふれあい給食会」を開きました。児童らは、関係者らと一緒に地場産食材を使用した給食を食べながら農業に関する話をしたりして笑顔の絶えない給食となりました。4年生の柳澤秀くんは「お米も野菜も全部おいしかった。」と笑顔で話しました。

 

露地ネギ選別・調製作業最盛

　露地ネギの選別・調製作業が、ＪＡ白ネギ選別調製施設で最盛期を迎えています。同施設では、皮むきや根切り、箱詰めなどの作業を行い、ひと晩予冷をかけて青果市場を中心に出荷します。今年も約8㌶で露地ネギを栽培しており、出荷は12月下旬まで続く見込みです。同施設で選別・調製作業を担当しているＪＡの米田吉仁営農指導員は「昨年よりも高温の影響により生育が遅れたが、平年並の収量が期待できそう。今後は、あられやひょうの被害が懸念されるため早期の収穫を呼びかけるとともに、農作業事故が起きないよう安全な作業を心掛け、おいしい白ネギを継続出荷したい。」と話しました。

 

「はぴねす」でヘルパー研修

　ＪＡケアセンター「はぴねす」は11月19日、ヘルパー研修会を同施設で開き、職員やヘルパーら21人が参加しました。ＪＡ共済中伊豆リハビリテーションセンターの加納彰作業療法士と生田綾乃作業療法士が講師を務め、重度者の方の更衣介助のポイントなどを実技も交え説明しました。ＪＡ健康福祉課の野澤実和子課長は「利用してくださる方々に対し、ヒートショック予防など安全確保に努めたい。」と話しました。同研修には、ＪＡ共済の地域・農業活性化促進助成金が活用されました。

 

入善ジャンボ西瓜の収益を寄付

　ＪＡと入善町ジャンボ西瓜生産組合が平成23年から連携して取り組む入善ジャンボ西瓜プロジェクト「大きくな～れ」の一環で、ＪＡが入善町に入善ジャンボ西瓜の収益の一部を寄付しました。
11月13日に同町役場で開かれた贈呈式では、ＪＡの矢木組合長が笹島春人町長に目録を手渡しました。寄付金額は町内在住者がＪＡを通じて購入した入善ジャンボ西瓜1玉につき300円で、今年は355玉を販売し、10万6，500円となりました。寄付金は、町内小中学校への、食育啓発教材や図書等の購入資金として活用される予定です。

 

ＪＡ職員が救命措置を学ぶ

　ＪＡみな穂の職員10人は11月18日、入善町消防防災センターで救命講習会に参加しました。応急手当の実技では、それぞれ役割分担をし、倒れた人の反応確認や119番への通報、ＡＥＤを使った心肺蘇生など救命措置の手順を学びました。講習会に参加した総務人事課の中田瑞職員は「人の命に関わる貴重で重要な講習だった。いざという時に今回学んだことが少しでも実践できればと思う。」と話しました。

 

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