ＪＡみな穂　2019年8月号

農魂一徹

佐藤將司さん・由紀恵さん
栽培している作物：
メロン、ニンニク、サトイモ、ジャガイモ、タマネギ、柿、ナス、キュウリなど

 

こだわり一徹

　海と山に囲まれた自然豊かな地を求め、平成28年に大阪から朝日町笹川地区に引っ越してきました。現在は5人の子どもに恵まれ、家族みんなで朝日町での生活や農業を楽しみながら幸せな日々を過ごしています。
　大阪にいた頃から家庭菜園で野菜を育てていましたが、笹川地区に移住してからは自宅近くの農地で本格的に農業を始めました。現在は「少量多品目」にこだわり、メロンやニンニク、サトイモなど年間約30品目の農作物を栽培しています。
　また、お客さまに「安全・安心」な農作物を味わってほしいという思いの下、害虫対策として葉に酢を散布したり除草を手作業で行ったりするなど、ほとんどの農作物を農薬不使用で栽培しています。

 

苦労一徹

　日中は入善町の（農）シムラアグリファームで専従者として働いているということもあり、自宅近くの農地管理は妻がメーンで行っているので、人手不足と時間不足に日々頭を悩ませています。定期的に圃場を訪れるように心掛けていますが、それでも他の農作物との作業の兼ね合いから病気の発見が遅れてしまい、すでに手遅れの状態になってしまっているなど苦い経験もしました。
　このような失敗を繰り返さないため、今後は草刈り機や畝立て機などの農業機械を導入するなど、より省力的な作業体系の確立を目指していきます。
　農業は苦労することも多いですが、楽しさや喜びの方がはるかに大きいので、今後も農業と真摯に向き合っていきます。

挑戦一徹

　今年からトラクターを導入したので、自宅近くの農地を拡大し、果樹を中心に新たな農作物の栽培に挑戦したいと考えています。冬場は作業が少ないので、収穫した果樹を使った6次産業化も視野に入れ、「1年中できる農業」を目指していきます。
　また、生産した農産物はあいさい広場や町内のケーキ屋、カフェなどに出荷しているので、これからもお客さまのニーズに応えられるように品目を選定しながら高品質な農産物の生産に努めていきます。

 

農協へひと言

　移住してきたばかりの頃、あさひ支店の職員の方々が親身になって資金関係の相談に乗ってくださったりアドバイスをくださったりしたので、本当に助かりました。ＪＡを利用するのは初めてだったので、ここまで利用者に寄り添ってくださることに驚きました。
　また、ＪＡの営農指導員の方々は何かあるとすぐに現地まで駆け付け、的確なアドバイスをくださるので、農家にとって頼れる存在です。
　これからも地域と共に歩みながら、様々な面から住民をサポートしてください。