農魂一徹

ファームマツ


県内第1号となる「GI保護制度」に登録されました!


「ふるまい市」で地域の方々に「入善ジャンボ西瓜」をPR!

嶋先 良昭さん

経営面積7.2ヘクタール
水稲:6・9ヘクタール
入善ジャンボ西瓜:30アール

こだわり一徹

 入善町の特産「入善ジャンボ西瓜」を栽培して28年になります。「入善ジャンボ西瓜」は自根栽培なので病気が発生しやすいことや、毎年栽培する圃場を変えなければならないことなどから管理の難しい作物ですが、地温の管理やつるの整枝、排水、日やけ対策など時期ごとの栽培管理を徹底し、高品質なスイカの生産に努めています。
 また、平成27年からは「入善町ジャンボ西瓜生産組合」の組合長を務め、JA、町、新川農林振興センターなどの関係機関や生産者間との連携を深め、PR活動にも力を入れています。
 「入善ジャンボ西瓜」は平成29年の12月に県内初となる「地理的表示(GI)保護制度」に登録されました。

 

苦労一徹


1株1株、たくさんの愛情を込めて
「入善ジャンボ西瓜」を栽培しています!

 「入善ジャンボ西瓜」の栽培を始めた頃は急な天候の変化にうまく対応できず、定植したての苗をほとんど枯らしてしまうなど、苦い思いをたくさん経験をしました。
 このような失敗を繰り返さないために天候を先読みし、大雨になった場合には夜中でもすぐに新しい排水溝を設けたり、エンジンポンプで排水作業をできるよう準備を徹底するようになりました。苦労する事も多いですが、キメの細かい管理で毎年高品質なスイカを生産しています。
 また、農繁期はどうしても人手が足りなくなるので、今後は地域の方々が季節労働者として働きたくなるような魅力ある労働体系の整備に力を入れていきます。

 

挑戦一徹


「入善ジャンボ西瓜」の梱包材「さん俵」作りも大切な作業のひとつです!

 「入善ジャンボ西瓜」の新たな生産者確保と後継者の育成に挑戦しています。平成28年から始まった支援事業「入善ジャンボ西瓜栽培チャレンジ支援」ではこれまで11経営体が「入善ジャンボ西瓜」の栽培に挑戦し、そのうちの4経営体が本格栽培を始めてくれています。今後も関係機関との連携を深め、より新規参入しやすい環境を整備し、生産組合の総面積4ヘクタールを10ヘクタールにまで拡大することを目指して努力を続けていきます。
 また、本格栽培を始められたばかりの生産者が高品質なスイカを生産できるように、先輩生産者として技術指導を徹底し、みんなで町の大切な特産を守っていきたいです。

 

農協へひと言

 JAの営農指導員は農家と密に連絡を取りながらコミュニケーションを取ってくれているので、困ったり悩んだりしている時など本当に助かっています。人事異動による担当替えなどは仕方ありませんが、どなたが担当になっても「農家ファースト」の心構えを大切にし、私たち農家に寄り添いながら歩んでください。
 また、市場や業者の方々と良好な関係を築くことで、少しでも高い価格で農作物を販売できる独自の販路を拡大していってください。これからもJAの努力に期待しています。

これからも共に努力を続けていきましょう!

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