政府による規制改革推進会議はJA自己改革の進捗状況を検証しており、進捗状況いかんではJA理念を無視した政策を打ち出そうとする姿勢は依然として変わっていません。
     こうした中、県JAグループが昨年11月20日に富山市の「富山県農協会館」で開いた「第47回JA富山県大会」では、今年度から3年間にわたり実践する3つの基本目標を策定し、JAグループの役職員の総力をあげて取り組むことを確認し合いました。
     JAみな穂でも地域と農業のさらなる活性化を目指して、今年度から新たな中期3ヵ年計画がスタートします。組合員をはじめとする地域の皆さまから必要とされる組織であるためにも、役職員一丸となって「自己改革」に取り組んでいきます。
第5次中期3ヵ年計画(2019年~2021年)
3つの基本方針
Ⅰ 「農業者の所得増大」「地域の活性化」へのさらなる挑戦
    ①水田フル活用と需要に応じた農産物生産  
    ②1億円産地づくりと特産物生産拡大
    ③稲作直播・密苗面積の拡大とICT技術導入による低コスト経営の実施
    ④農産物直売所を拠点とした地産地消拡大  
    ⑤担い手経営体のニーズを把握した事業支援体制の構築
    ⑥組合員の要望を的確にとらえ、多様な取引方法にあわせた農産物の有利販売に向けた取組みの支援
Ⅱ 自己改革を支える組織・事業・経営の再構築
    ①「集める貯金」から「集まる貯金」への誘導と多様なニーズに応じた金融商品提案
    ②総合事業を生かした次世代との接点拡大や世帯訪問活動による共済未加入者世帯の解消
    ③事業総利益を確保するための事業の見直しと人員の再分配
    ④施設の老朽化に対応するための施設整備計画の策定
    ⑤内部管理体制とコンプライアンス態勢の強化および内部統制の整備
Ⅲ 組合員の役割意識強化と「食」「農」「協同組合」にかかる理解の醸成
    ①組合員の円滑な世代交代の支援
    ②組合員の加入促進
    ③「食」「農」をテーマとしたイベントの開催
    ④多様な媒体を通じた地域農業に関する情報の発信
営農部

今年度の取組み例
    ○新規需要米(備蓄用米、輸出用米、米粉用米)の増産
    ○白ネギの栽培面積拡大に向け、ネギ苗播種生産の実施
    ○加工用野菜の生産拡大に向け、機械リースの助成
    ○低コスト経営に向け、ICT技術の導入研究
    ○青壮年部と女性部の相互交流活動
    (そば打ち、料理教室等)
  
生活部

今年度の取組み例
    ○地域住民の暮らしを支える「安全・安心」な生活購買品の提供
    ○「みな穂あいさい広場」の来客数増加に向け、各種イベント(周年祭、土曜市等)の開催、他直売所との連携強化
    ○健康寿命100歳プロジェクト、健康体操、助け合い活動などによる地域住民への生活サポート支援
金融共済部

今年度の取組み例
    ○年金口座推進強化の継続
    ○大口安定利用者(世帯)への定期訪問(相続業務の充実)
    ○JAカード・ネットバンクの普及活動
    ○融資担当者による定期的な住宅関連業者営業
    ○3Q訪問活動を徹底し安心チェックによる共済未加入者・未保障分野情報の収集・管理
総務企画部

今年度の取組み例
    ○不祥事の未然防止に向け、日常的なコンプライアンス教育の充実
    ○新人教育の徹底
    ○パンフレットによる組合員加入の促進
    ○支店のギャラリー化
    ○勤怠システム導入による労働時間・時間外手当の「見える化」、会議資料のペーパーレス化などによる経費削減の強化
  

