ＪＡみな穂　2019年12月号

農魂一徹

林　はるみさん
飼育頭数：20頭
育成数：3頭
外部育成頭数：6頭
農作物：エダマメ、サラダ菜、カボチャ、サツマイモ、ラズベリーなど
加工品：野菜タルト、ジャム、漬物など

こだわり一徹

　お客さまにおいしい牛乳をお届けするため、毎日欠かさず牛の健康状態をチェックしたり牛舎内の衛生管理を徹底したりするなど、愛情を込めて健康な牛を育てています。
　農作物では「少量多品種」にこだわり、エダマメやダイコンなど年間約30品目の農作物を栽培しています。栽培する農作物の品種にもこだわり、緑色のナスや赤色のダイコンなど少し珍しい品種の野菜を選定し、味だけでなく見た目でもお客さまに楽しんでもらえるように努めています。

苦労一徹

　就農したばかりの頃は酪農の知識がなく、牛の体調管理や衛生管理などで苦労することも多かったですが、夫や義父母の見よう見まねで作業したり牛の小さな変化に気付けるよう積極的に観察したりするなど、がむしゃらに努力を重ねてきました。動物が相手なので今でも苦労することは多いですが、清潔なエサ箱で新鮮な牧草を与えたり、夏場に牛舎内の送風を徹底したりするなど、これからも牛たちがストレスなく過ごせる環境を整備していきます。
　また、2年前に夫が亡くなったときは酪農を辞めてしまおうかと何日も真剣に考えましたが、やっぱり酪農という仕事が大好きだということに改めて気付きました。
　これからも酪農を楽しみながら、林家が３代にわたって大切に営んできたこの環境を守っていきたいと思います。

これからも大好きな酪農と真摯に向き合っていきます！

挑戦一徹

　管内の女性農業者で組織する「おいしいやさい部」に所属しているので、仲間たちと共に野菜の勉強に励んだり情報交換したりしながら、自分の経営体系に合った農作物や新たな栽培技術の導入を視野に入れていきます。
　また、野菜タルトや漬物などの加工品は「みな穂あいさい広場」や近隣の飲食店に出荷し好評をいただいているので、今後もお客さまのニーズにしっかりお応えできるように努力を重ねていきます。

農協へひと言

　ＪＡの営農指導員は農業で困ったり悩んだりした時にいつも身近でサポートしてくださるので、本当に感謝しています。かつては入善町内で20軒以上あった酪農家も今では3軒しかありませんが、これからもそばで温かく見守りながら、何かあったときはいつでも相談に乗ってください。
　また、「みな穂あいさい広場」のお客さまから商品の評価や要望などを聞ける機会を創出してくださると助かります。
　これからも農家や地域の方々のために、積極的な活動を期待しています。